[鹿日記]「鹿まつり」は本気の祭・Shika Matsuri
11月20日に行われた、 「奈良の鹿まつり」 に行ってきました。 奈良の鹿レンジャー的存在、「奈良の鹿愛護会」が主催する、年に一度の供養祭。 ええ、フェスではありません。 ・ 場所は鹿苑(ろくえん)という、鹿の保護収容施設にて。 公開行事なので、誰でも見る事ができます。 ・ 私はただの見学者…ですが行事の神々しさに身が引き締まりました。 実は、先日友人が鹿と事故をしてしまい、とても悲しんでいたので… 友人の分もお参りしてきました。 すみちゃん、しっかり拝んだよ! ・ 来賓に、鹿せんべい製造組合さんに、奈良公園行商組合さん。 あー、見覚えある鹿せんべい屋さんがいてました。 奈良公園の鹿は、公園エリアと鹿苑合わせて1,500頭ほど。そのうちの約5分の1がなくなるんですねぇ。病気、老衰、交通事故など。 ・ 亡くなった鹿の内訳。 鹿の全体比はメス:オス=7:3なのですが。 仔鹿がなくなる理由はさまざま。自然は厳しい。それでも奈良の鹿は一定の数をだいたい保っています。 ・ それから、会長さんの話にとても胸打たれました。 奈良公園では、だいたい年間100頭が交通事故で犠牲になるそうです。 交通事故にあって、もう助からないだろう状態の仲間を見て、鹿が悲しそうにする、と。想像しただけで、グッとくる。 奈良の鹿は「鹿と人の都市部での共生」の珍しい例として、 天然記念物 にもなっています。(その影には、奈良の鹿愛護会の、地道な地道な活動が…!) ・ 私も、100年先も奈良公園が残っていて欲しいなぁと思います。100年前の人が残してくれたから残っている奈良の文化財。ありがとう先達。 ちなみに奈良公園ができたのは大正です。(それまでは興福寺の寺領でした) 鹿にとってはまさしく祭! 鹿まつりのしめくくりは、 鹿せんべいふるまい! 鹿苑の観客席から、苑内の鹿に向かって しかせん投げ放題! 餅まきならぬ鹿せんまき。 集まってくる鹿、鹿、鹿 どんぐりも大盤振る舞い!けっこう鹿に当たる!ごめん! じーんとしつつも、ハッスルした、いいお祭でした。 ・ 最後にはお下がりまで戴いてしまった。ありがたや。 鹿がこれからものんびり暮らせますように! ・ 鹿についてもっと知るにはこちら〜 奈良の鹿愛護会 公式HP https://naradeer.com/