ばあちゃんのマネー術

大阪に住む我が祖母、83歳。


 





非常に冴えている。マイブームはハイボール。


たまにそれをビールで割る。かなり、いけるクチである。


 





祖母はお金に関しても相当冴えている。


なんなら株の話をする時が一番イキイキしている。











私も、少しずつ大人の階段を上がっている。





しかし階段を上がりきった頃には、年金なんぞアテにならんだろう。


ばーちゃん、どうしたらええのん。


 













人生の大先輩は、チビチビでもいいから、お金は貯めときなはれという。積立







ほんの少しの額でいいから、ずっと続けることがコツ。

















なぜ勧めるかというと、祖母自身が、それで助かったことがあったからである。















 


その昔、職場やら親戚の付き合いで、あっちこっち積立をしてたそうで。


で、忘れた頃に満期。ちょうど歳とって、忘れた頃に。







年金だけではさすがに生活も余裕はない。


そんな時に、ちょいと足しになる、と。なるほどね。あくまで、積立は、手をつけないのが大事。


 

















 


祖母の昔の話を聞いて驚いた。





ほんの数十年前までは、年金なんぞ存在しなかった!





これは驚きである。そりゃそうだよな、と思いつつ、祖母の祖母は年金をもらってなかった。身近な話となるとやはり衝撃。


 















昭和の大家族は、じーちゃんばーちゃんが子供に養ってもらうためでもあったのだ。





当時は養ってもらうのが当たり前だったので、


特に遠慮する事もなかったよう。(そして嫁の立場は弱かった・・・)







それから独身・出戻り組も珍しくはなかったらしく、兄弟で面倒見あっていたとのこと。へ〜。


 

















さらに衝撃なのは、祖母は預金封鎖をリアルタイムで経験したという事。







祖母の子供時代は戦争中で、銀行の預金は凍結されたそうだ。


 





タンス預金をしていても、各家庭に配給される「印紙」をお札に貼らないと、貨幣としての価値がなく、使えなかったと!







お金があったところでモノも無く、買えなかったようだけど。


 

















本や新聞では、「古き良き」時代の話が載っている。





昔はよかったん?と聞くと、祖母はそうでもないで、という。


 





終戦記念日に価値観が崩れた、という話をドラマで見たが、


祖母はお腹が減りすぎて、そこまで考えられなかったという。





モノも、食べ物もなくて、本当にキツかったと。


 















 


まぁ、おおらかな時代だったのは良かったそうだ。





生理休暇がまだ存在した頃、妊娠5ヶ月目まで、


毎月生理休暇をとってた人がいるとか(笑)





腹巻にステテコ姿のおっちゃん、いっぱいいたし。


戦後のドサクサで就職したり。


 















 


ところで、昔は川で洗濯をしていた祖母。







実は2代目。今はパナソニックのルーロちゃん






 


その祖母が、今はルンバ(掃除ロボット)を愛用している。


台所もかまどを使っていたのが、今じゃオール電化である。すごい。







かまども川の洗濯も毎日するのはキツイ。楽な方がいい、と言い切るのばあちゃん、かっこいい。





近所のスーパーは無くなったが、隣のセブンイレブンでnanacoを使って買い物している。


 











祖母は積極的に昔話をしない。


なかなか苦労はしてたはずだけど。





 


関西人の根性なのか、腹が立った話も、笑って、飲んで、流していく。そのタフさにシビれる。





30過ぎた位でガタガタ言ってたらあかんわと反省した。


 















おばあちゃんの事、めっちゃ好きよ。ばあちゃん100歳まで生きてや〜!


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